「せっかち」と言われて、私は一度止まった

コミュニケーションマインド

― ギバーの勘違いと、距離を決めるという学び

目次

  1. 前回の続き ― 判断基準のズレ
  2. 「せっかち」と言われた瞬間
  3. 感情を置き、立場を整理する
  4. 言葉の正体と、私の違和感
  5. 距離を決めるという選択
  6. 私は線引きが苦手だった
  7. ギバーという勘違い
  8. 今回の学びと、伝えたいこと

1. 前回の続き ― 判断基準のズレ

前回、紹介案件で起きた“判断基準のズレ”を書きました。

私は未来基準で話していた。
お客様は現在基準で判断していた。

理解と受け入れは違う。

その整理をしたあとも、
もう一つ心に残っていたことがありました。

紹介会社の担当者に言われた一言です。


2. 「せっかち」と言われた瞬間

「あなたは少し、せっかちかもしれませんね。」

正直、憤慨しました。

私は急いでいませんでした。

将来の価格上昇の可能性を伝え、
顧客の損失を減らしたいと話していただけでした。

それが“せっかち”という評価になった。

胸の奥が、ざわつきました。


3. 感情を置き、立場を整理する

でも、そこで止まりました。

怒りのまま進めば、
また判断を誤るかもしれない。

だから、立場を整理しました。

相手は紹介会社の一担当者。
紹介会社は紹介料ビジネス。
顧客と施工会社の間でバランスを取る立場です。

構造的に見れば、マッチャー寄り。

私は現場で責任を背負う側。
時間も労力も直接かかる立場です。

どちらかと言えば、ギバー寄り。

この立場の違いの中で出てきた言葉が
「せっかち」でした。

悪意があったとは思いません。

ただ、担当者個人の感情が
少し前に出たのだと受け取りました。


4. 言葉の正体と、私の違和感

私は未来を守ろうとしていた。
相手は今の安心を守ろうとしていた。

基準が違っていた。

それは理解できます。

でも同時に、

立場の違いを踏まえたうえで
慎重に扱うべき言葉もあるのではないか。

そう感じました。

怒りというより、
距離を再確認する感覚でした。


5. 距離を決めるという選択

私は決めました。

紹介会社とは、仕事上の関係に徹する。

必要な情報共有のみ。
感情共有は最小限。

私はその担当者に、少し気を許していたのかもしれません。

でも、戻す。

そう決めてから、後日その担当者と電話で話しました。

そのときに言われたのは、

「なんか冷たいですね。」

その瞬間、少し思いました。

この関係になった理由は、
お互いにあったのかもしれない。

距離を決めたのは私です。

だから、この結果も私の選択です。

どこまで感情を渡すのか。

そこを曖昧にしていた自分にも、
責任があると感じました。


6. 私は線引きが苦手だった

ここで伝えたいのは、愚痴ではありません。

私は元来、人付き合いが得意ではありません。

線引きが苦手なんです。

相手が困っているかもしれないと思うと、
つい踏み込みすぎてしまう。

与えることが正しいと、
どこかで思っていました。


7. ギバーという勘違い

「ギバーは与え続ける人」

そう勘違いしていたのかもしれません。

でも学びました。

常にギバーでいられる人などいない。

その場、その瞬間の判断基準を
ギバー寄りにするかどうか。

それだけのこと。

そして、

相手の言動にテイカー気質が
繰り返し見え隠れするなら、

距離を置いてもいい。

無理に与え続けなくていい。

そう整理できたとき、
私は少し楽になりました。


8. 今回の学びと、伝えたいこと

今回、ギバー・テイカー・マッチャーの概念から
私の実体験と学びを共有しました。

これは私の人生の中でも
かなり大きな壁だったと思います。

そして正直、
まだ100%言語化できている自信はありません。

今も咀嚼している途中です。

でもひとつ言えるのは、

この考え方を学び、
自分なりに実行できるようになると、

人付き合いで消耗する時間は
少し減るかもしれない。

営業の場でも、
一段俯瞰できる瞬間が増えるかもしれない。

それは、
テクニックの差ではなく、視座の差になるのだと思います。

正解の提示ではありません。

私が壁にぶつかり、
整理し、
少し楽になった記録です。

もし今、似たような感情を抱えている方がいれば、
何かの材料になれば嬉しいです。

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