マーケットの見つけ方に答えはない

コラム

目次

1. 前回の振り返り
2. マーケットの見つけ方に答えはない
3. 成功者ですら最初からわからない
4. だから必要なのは仮説と小テスト
5. 小さく試して、反省して、また試す
6. その感覚を持つ人は人を軽く扱えない
7. 人材ではなく人財と考える理由
8. 今回のまとめ


1. 前回の振り返り

前回の記事では

人生は逆算で決まる

というテーマの中で

  • 投資
  • 収入源
  • スキル

という3つの話を書きました。

その中でも

スキルで収入を得る

という話に触れました。

ただ、そこには一つ大きな問いがあります。

それは

そのスキルにマーケットはあるのか

ということです。

スキルがあっても
それを必要とする市場がなければ
収入にはつながりません。

では、そのマーケットはどう見つければいいのか。

今回は、具体的な手順を教える話ではありません。
むしろその前にある、

マーケットというものに、どう向き合うべきか

という話を書きます。


2. マーケットの見つけ方に答えはない

結論から言います。

マーケットの見つけ方に答えはありません。

これは少し冷たく聞こえるかもしれません。

ですが、私はこれが現実だと思っています。

なぜなら
マーケットというものは
最初から答えが見えているものではないからです。

もし本当に
「これをすれば必ず当たる」
という答えがあるなら

誰も悩みませんし
誰も遠回りしません。

でも実際は違います。

市場は動きます。
人の感情も変わります。
時代も変わります。

つまり

事前に完全な正解を持つことはできない

ということです。


3. 成功者ですら最初からわからない

今うまくいっている人を見ると

最初から正解を知っていたように見えることがあります。

ですが、私はそうは思いません。

成功している人も
最初から答えを持っていたわけではなく

  • こうではないか
  • たぶんここに需要がある
  • これなら反応があるかもしれない

そういう仮説から始めているはずです。

そして実際に動いてみて

  • 外した
  • 思ったより反応がない
  • 逆に別の層から反応があった

そういうことを何度も繰り返してきたのだと思います。

後から見れば
きれいな道に見えるかもしれません。

ですが、最初はきっと
そんなに整ったものではないはずです。

だから私は

答え探しに時間をかけすぎても仕方がない

と思っています。


4. だから必要なのは仮説と小テスト

答えがないなら
何をすべきか。

やることはシンプルです。

仮説を立てることです。

  • この悩みには需要があるのではないか
  • この経験は誰かの役に立つのではないか
  • この層なら反応してくれるのではないか

まずは、そう考えることです。

ただし
考えるだけでは意味がありません。

次に必要なのは

小テスト

です。

小さく出してみる。
小さく試してみる。
反応を見る。

ここまでやって
初めて少しだけ現実が見えてきます。

頭の中で考えているだけでは
マーケットは見つかりません。

実際に出してみて
初めてわかることの方が多いです。


5. 小さく試して、反省して、また試す

ここで大事なのは

最初から大きく張らないこと

だと思っています。

なぜなら
最初の仮説は外れることも多いからです。

にもかかわらず

  • いきなり大きなお金を入れる
  • 大きな時間を使う
  • 退路を断って勝負する

こういうやり方をすると

それは挑戦というより
博打
に近くなります。

だから必要なのは

仮説 → 小テスト → 反省

この繰り返しです。

小さく試す。
反応を見る。
ズレを認識する。
また修正して試す。

結局、これしかないと思います。

地味です。
早くもありません。

ですが、私は
これが一番現実的だと思っています。

ここで、私の兄の話を一つ入れます。

私の兄は地方公務員ですが、
副業を許される範囲で行い、実際に収益も得ています。

その収益額は、個人事業主として税申告が行えるレベルです。

その兄が言った一言を、私は今でも忘れません。

「その模索の期間や手段、行動が血肉になり、自身になる。それが世の中でいうスキル(自の力)ではないか」

奥が深い言葉だと思います。

私はこの言葉を聞いた時、
スキルとは何かを改めて考えました。

多くの人はスキルというと

  • 話す力
  • 売る力
  • 作る力
  • 教える力

のような、表に見える能力を想像すると思います。

ですが実際には、

  • どう模索したか
  • どう外したか
  • どう修正したか
  • どう続けたか

その過程そのものが
自分の力になっていくのだと思います。

つまり、仮説を立てて、小さく試して、反省する。
この一連の流れ自体が、
もうすでにスキルなのだと思います。

外した経験にも意味がある。
思い通りにいかなかった時間にも意味がある。

そう考えると、試行錯誤そのものが
自分を作っていくのだと思います。


6. その感覚を持つ人は人を軽く扱えない

ここからは
私の経験則の話です。

マーケットに答えがないこと。
市場は思い通りに動かないこと。
一人で結果を作れるわけではないこと。

そしてもう一つ、私は
運も必要だ
と思っています。

どれだけ考えても、
どれだけ動いても、
タイミングや出会い、巡り合わせのようなものは確実にあります。

つまり結果というものは、

  • 実力だけでもない
  • 努力だけでもない
  • 戦略だけでもない

そこに運も絡んでくる。

この感覚を本当に理解している人ほど、
人を軽く扱えない
ように思います。

なぜなら

自分一人の力だけで成り立っているわけではない
と知っているからです。

一緒に動いてくれる人。
現場で支えてくれる人。
形にしてくれる人。
たまたまつながった縁。
巡り合わせの中で得た機会。

そういうものが重なって
初めて結果になる。

だからこそ、
この不確実性を理解している人は

人を「ただの労働力」として見にくいのだと思います。

自分が積み上げたものは確かにある。
でも、それだけで勝てたわけでもない。

この感覚がある人は、
人にも環境にも、少し謙虚になるのだと思います。


7. 人材ではなく人財と考える理由

私はこれまで見てきた中で

創業者の方には
社員に感謝を持っている方が多いと感じています。

もちろん全員ではありません。

ただ少なくとも、
ゼロから何かを作ろうとした人ほど

  • うまくいく保証はない
  • 思い通りにはならない
  • 人の存在がどれだけ大きいか

これを身をもって知っているように感じます。

だからこそ

人材ではなく人財

という考え方を持つ人が多いのだと思います。

一方で
何代目かの指揮者として会社を回している場合は

人をコマとして見る考え方が出やすいようにも、私は感じることがあります。

これも全員ではありません。

立場が違えば、見える景色も違います。
すでにある仕組みの上で動く立場だと
人の重みを感覚として持ちにくいことはあるのかもしれません。

ゼロから作った人と
すでにあるものを受け継いだ人では

人や組織の見え方に差が出る。

私は、そんな場面を見てきた気がしています。


8. 今回のまとめ

今回、私が伝えたかったことはシンプルです。

マーケットの見つけ方に答えはない。

成功者ですら
最初から正解を持っているわけではありません。

だからこそ必要なのは

仮説を立てること
小さく試すこと
反省して修正すること

この繰り返しです。

そして私は
この感覚を本当に理解している人ほど

人を軽く扱えなくなると思っています。

市場は読めません。
結果も保証されません。
そこには運も絡みます。

だからこそ

一緒に動く人の価値は重いのだと思います。

遠回りに見えるかもしれません。

ですが
答えのない世界で前に進むには

結局このやり方しかないのだと思っています。

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