保育士から営業へ──私の価値観が作られた“原点”の話(自己紹介①)

マインド

【目次】

  1. 保育士としてスタートした私の原点
     1-1. 跳び箱10段を跳んだ園児の話
     1-2. “他人の成長”がやりがいだと気づいた瞬間
  2. 保育士を3年続けて感じ始めた違和感
     2-1. 「このまま一生終わるのか?」という問い
     2-2. 介護部門への転身を決めた理由
  3. 介護現場で味わった現実と葛藤
     3-1. 休みが少なく、身体が削られる日々
    3-2. 手取り18〜19万円という現実
    3-3. 世界的に“保育・介護は低年収”という事実
  4. 兄の助言が人生の方向を変え始めた
    4-1. 「今は良い。でもその先は?」
    4-2. 言葉の真意に気づけなかった20代
    4-3. 給料への違和感と未来への不安
  5. なぜ自己紹介を書くのか
    5-1. 営業スキルだけを伝えるブログではない理由
    5-2. 私の価値観の“根っこ”を知ってほしい理由
    5-3. あと2回続く自己紹介シリーズについて

1.保育士としてスタートした私の原点

1-1跳び箱10段を跳んだ園児の話

私は短大卒業後、保育士として働き始めました。
担当は体操。跳び箱や鉄棒、マット運動など、子どもたちの成長を近くで支える仕事でした。

ある日、ずっと跳び箱10段に挑戦していた園児が、ついに跳べた瞬間がありました。
助走をつけ、踏み切り、体がきれいに跳び箱を越えていく。
その姿を見た瞬間、胸が熱くなり、涙をこらえました。

「人の成長って、こんなにも嬉しいんだ。」

この経験は、今でも私の心の奥に残っています。

1-2“他人の成長”がやりがいだと気づいた瞬間

保育士の仕事は決して楽ではありませんでした。
でも、子どもたちができなかったことをできるようになる姿を見ると、
自分のこと以上に嬉しくなる。

今振り返れば、私はこの頃からすでに
“誰かの成長や利益が、自分の喜びになる”
という価値観を持っていたのだと思います。

この価値観は、後に営業という仕事に向き合うとき、私を支える大きな“軸”になりました。


2.保育士を3年続けて感じ始めた違和感

2-1「このまま一生終わるのか?」という問い

保育士として3年。
子どもたちが好きで、保育も嫌いではありませんでした。
それでもある日、ふと自分に問いかけました。

「私は、このままこの職場で一生を終えるのだろうか?」
「本当にこれでいいのか?」

この問いは、当時の私にとって大きな不安でした。

2-2介護部門への転身を決めた理由

そこで私は、同じ法人内の介護部門へ移ることを選びました。
資格を取り、介護の現場で働き始めました。

理由の一つは“挑戦”。
そしてもう一つは“収入への不安”。
当時の私は、まだ将来の方向性が曖昧だったからこそ、とにかく動このブログを立ち上げた理由てもがいていました。


3.介護現場で味わった現実と葛藤

3-1休みが少なく、身体が削られる日々

介護の仕事は想像以上に厳しいものでした。

休みは週に1〜2日。
年間で100日前後。
有休は滅多に取れない。

なぜなら、介護施設は“人を預かる場所”で、
職員の人数が少しでも欠けると現場が回らなくなるからです。

3-2手取り18〜19万円という現実

給料は手取り18〜19万円。
20代前半だった私は、「もう少し稼ぎたい」という気持ちを抑えられませんでした。

今思えば贅沢な悩みだったのかもしれません。
しかし、現実として保育士も介護も年収が低いことは事実です。

3-3世界的に“保育・介護は低年収”という事実

調べて知りましたが、保育士は世界基準で見ても“年収最下層の職種”と言われています。
介護職も、昇給して生活が圧倒的に豊かになるというケースは多くありません。

将来の不安はこの頃から、確実に私の心に影を落としていました。


4.兄の助言が人生の方向を変え始めた

4-1「今は良い。でもその先は?」

そんな時、兄からひと言だけ言われました。

「今はいいかもね。その先、続けば。」

当時はその言葉の意味を理解できませんでした。
右から左に流してしまった記憶があります。

4-2言葉の真意に気づけなかった20代

しかし今になって思います。

兄は
「この働き方を40代、50代になっても続けられるのか?」
「体力はいつまで持つのか?」
「会社はいつまで安定しているのか?」
という“未来のリスク”を伝えたかったのだと思います。

4-3給料への違和感と未来への不安

この頃から私は、

  • 給料をもっと上げたい
  • 将来の安定がほしい
  • 働き方に違和感がある
    という気持ちを強く持ち始めました。

この違和感が、後に“営業への転職”とつながっていきます。


5.なぜ自己紹介を書くのか

5-1営業スキルだけを伝えるブログではない理由

今回、昔話のような内容を書いたのには理由があります。

このブログは単なる“営業ノウハウのまとめ”ではありません。
私が大切にしているのは、
営業の根本にある「価値観」や「構造」
です。

その根っこは、保育や介護で経験したことが大きく影響しています。

5-2私の価値観の“根っこ”を知ってほしい理由

営業を語るうえで、私は何よりも
「人の成長を見ることが好き」
という自分の価値観を隠したくありません。

どんな職業を選んでも、私はずっと
「誰かの成長を喜べる人間」
だったと気づきました。

5-3あと2回続く自己紹介シリーズについて

自己紹介シリーズは全3回の予定です。
今日はその第1回。

明日以降、

  • 営業へ進んだ理由
  • 売れなかった時代の話
  • 構造にたどり着くまでのストーリー

これらを続けて書いていきます。

読んでいただき、ありがとうございます。
どうかあなたの人生の“半歩”を作るきっかけになりますように。

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