呼吸①(基礎編)/呼吸が乱れると行動が乱れる──自律神経の仕組み

スキル

【目次】

  1. はじめに(前回の復習)
  2. 呼吸と自律神経はセットで動いている
  3. 呼吸が乱れると行動が乱れる(実体験から)
  4. 呼吸は「自律神経を整える唯一の手動スイッチ」
  5. 行動が乱れる原因の多くは「自律神経の乱れ」
  6. まとめ|呼吸は「行動の安定スイッチ」

1. はじめに(前回の復習)

前回は、
「なぜ現代人は集中しづらいのか?」
というテーマで、脳のリソース(=情報処理エネルギー)が日常のなかで削られ続けている話をしました。

今回はその続きです。

脳を味方にするための”呼吸”を意識する事がいいみたいいです!

呼吸はただの酸素の出し入れではなく、
自律神経と深くつながり、私たちの“行動の安定”に直結するスイッチみたいな役割になるそうです!

「呼吸なんて意識したことないな…」
そんな方でも、今日の内容を読むと生活が少し変わると思いますよ♪


2. 呼吸と自律神経はセットで動いている

まずは仕組みです。

自律神経には2種類あります👇

  • 交感神経(アクセル):動く・集中する・戦う
  • 副交感神経(ブレーキ):休む・整える・落ち着く

そして呼吸は、この2つを“自分の手で”動かせる数少ないスイッチです。


🔎 少し日常での質問です

あなたの生活で、こんなことはありませんか?

  • 朝バタバタすると一日中ペースが乱れる
  • 緊張する場面で息が浅くなる
  • 考え事が多い日はため息が増える
  • イラッ(ムカッ)とした瞬間に呼吸が早くなる

実はこれ全部、

呼吸 → 自律神経 → 行動

という流れが起きているサインです。

呼吸は、外から見えにくい“心の状態のメーター”でもあります。


3. 呼吸が乱れると、行動が乱れる(私の実体験)

仕組みの話だけではピンとこない方もいるので、
私自身の体験をそのまま書きます。


■ 緊張で呼吸が浅くなり、記憶がほぼ飛んだ

商談で強い緊張が走り、呼吸が浅くなった瞬間があります。
その日の商談内容を、私は ほとんど覚えていません

これは、

呼吸が浅い → 自律神経が乱れる → 記憶・判断力が低下する

という流れが働いていたみたいです。

お偉い様の前でド緊張していた過去が懐かしいです💦


■ 強い緊張が起きた時、体臭が変わる

今でも起きることですが、

  • 「寝過ごした」
  • 「次の商談に間に合わないかもしれない」

など、急に緊張が高まった瞬間、私は 自分の汗の“臭い”が変わる感覚があります。

これも呼吸が乱れ、交感神経が一気に優位になった時に起きる現象です。


つまり呼吸は
「気持ちを落ち着かせるためのもの」以上に、

“行動そのものを左右するスイッチ”
なんですねぇ~


4. 呼吸は「自律神経を整える唯一の手動スイッチ」

心臓も血圧も、基本的には自分で調整できません。
でも――

呼吸だけは自分で変えられる。

ここが重要なポイントです。

  • 吸う息が多い → 交感神経が高まる(行動・集中)
  • 吐く息が長い → 副交感神経が高まる(落ち着き・冷静)

だから営業や仕事の前に深呼吸が効く。
だから緊張時に呼吸が乱れると行動が乱れる。

呼吸は、自律神経と行動をつなぐ“ハンドル”のような存在と考えたらイメージしやすいかもですね。


5. 行動が乱れる原因の多くは「自律神経の乱れ」

多くの人がこう悩みます。

  • やる気が出ない
  • 集中できない
  • 不安が続く
  • イライラしやすい
  • 行動にムラがある

これは意思の問題ではなく、
自律神経のコンディション の問題です。

そして、この乱れを整える“入口”が呼吸。


✔ 呼吸を整える

→ 自律神経が整う
→ 行動が整う

これは科学的にも根拠があるみたいです!


6. まとめ|呼吸は「行動の安定スイッチ」

今回のポイントは3つです。

  1. 呼吸と自律神経はセット。呼吸の乱れは行動の乱れにつながる
  2. 呼吸は唯一「自分で調整できる自律神経スイッチ」
  3. 行動を安定させたいなら、呼吸を整えるのがもっとも効果的

■ 前回の“リソース回復法”はここで生きてくる

思い出してください。

「耳を塞ぎ、目を閉じて5分間なにもしない」

あの時、多くの人がまず感じるのは 自分の呼吸 ではないでしょうか?
「スー」「ハー」と自分の呼吸しか聞こえない状態ですね。(マインドフルネス瞑想の入口ですね)

あれは、

交感神経と副交感神経が同時に整いやすい回復法
と言われています。

だから短時間でリソース(集中力・判断力)が戻る。

私も最初はなんか「胡散臭い」と感じていましたが、実践して大きな変化がありました!
是非、1分でもいいのでやってみてください!リフレッシュ感が味わえると思います☆


■ 1点を見つめる集中法(G社の例)

耳を塞ぐ・目を閉じるのが苦手な人には、

「1点だけを5分見つめる」集中法もあります。

これも“呼吸と自律神経”を整える科学的な準備になるみたいです。


■ 次回予告

次回は、

  • 呼吸で自律神経を整える実践法
  • 営業や日常で“すぐ使える呼吸術”

について解説します。

一緒に、行動の土台を整えていきましょう。

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