【目次】
- はじめに
- 「基本」とは何か?
- 「アレンジ」とは何か?
- 基本とアレンジを取り違えた時に起きること
- なぜ営業は“基本が広まりにくい”のか(現場視点で柔らかく)
- まとめ|基本があるからこそ、アレンジがオリジナルになる
1. はじめに
どんな分野でも「基本が大事」と言われます。
料理、スポーツ、デザイン、そして——営業。
ただ、実際の現場では、
- 「基本って何?」
- 「アレンジとどう違うの?」
- 「自分は何から始めるべき?」
と疑問に感じる人も多いように思います。
今回のテーマは、
「基本 → アレンジ → オリジナル」
この流れが意味する本質
を整理し、営業にも応用できる形でお伝えします。
営業だけでなく、勉強や社会人生活にも活かせる内容です(^^♪
2. 「基本」とは何か?
ここでいう“基本”とは——
- 誰がやっても再現しやすい原則
- 成果に直結しやすい共通構造
- 最初に身につけるべき土台
のことです。
料理でいえば、火加減や味付けの黄金比。
スポーツでいえば、フォームや体の使い方。
営業でいえば、
- 初回訪問の流れ
- ヒアリングの手順
- 説明の順番
- クロージングの型
こういった“骨格”にあたります。
そして補足すると、これらの「基本」は
私たちより前の頭の良い先人たちが実験して残した“科学的な再現モデル” でもあります。
だからこそ価値があるんです。
3. 「アレンジ」とは何か?
アレンジとは、
基本を理解した上で、自分の特徴に合わせて微調整すること。
例えば、
- 料理なら甘さを控えめにしたり隠し味を足す
- 野球なら体格に合わせてフォームを調整する
営業なら、
- 声のトーン
- 話すスピード
- 表情の作り方
- 資料の見せ方
こういった“個性の載せ方”がアレンジです。
元プロ野球選手の松井稼頭央さんは「両利き打者」の珍しい存在でした。
基本を徹底し、その上でアレンジを加えた結果、稀有なスタイルに昇華しています。
(ここではイメージの例として出しています)
4. 基本とアレンジを取り違えた時に起きること
実はここが最も多いパターンです。
「最初からアレンジに走ってしまう」
- 先輩の成功パターンを部分的に真似した
- SNSで見たテクニックだけ拾った
- why(なぜその順番なのか)が理解できていない
この状態でアレンジをすると、
- 結果が安定しにくい
- 応用になるほど崩れやすい
- 失敗した理由が見えない
「実は基本が抜けていた」ことで、
努力が空回りするケースが本当に多いのです。
アレンジは “基本があって初めて活きるもの” 。
順番が逆になると、一気に難易度が上がります。
5. なぜ営業は“基本が広まりにくい”のか?
私は営業を10年以上しています。
他業界の詳細は語れませんが、営業の現場で強く感じてきたのは、
「営業の基本が体系化されている環境は意外と少ない」
ということです。
これは批判ではありません。
“現場がそうなりやすい構造”があるだけです。
▼広まりにくい理由の例
- 教育が“人のやり方”に依存しやすい(属人化)
- OJT中心で体系化が後回しになりやすい
- 「経験で覚える」という文化の強さ
- そもそもマニュアル化の時間が取れない
- 教える側自身が“感覚ベース”で成功している場合も多い
こうした背景から、
基本が共有される前に、個人流のアレンジが広がりやすい のが実態です。
逆にいうと——
基本を理解するだけで、成果に対して驚くほどのアドバンテージが取れる
ということでもあります。
これは大きな追い風です。
6. まとめ|基本があるからこそ、アレンジがオリジナルになる
今回伝えたいことはただ一つ。
オリジナルは「基本 × アレンジ」の掛け算でしか生まれない。
だからこそ、
- 基本を知り
- 基本を実践し
- 失敗し
- 改善し
- そして少しずつ自分仕様に調整する
このプロセスが、あなたの唯一の営業スタイルをつくります。
先ほど例に出した松井さんのように、
基本→アレンジ→オリジナルという流れは、
営業の世界でも“あなただけの差別化”を生む力になります。
焦らず、順番通りに。
積み重ねがあなたを“稀有な存在”にしていきます。
もし、
- 「何が基本なのか分からない…」
- 「自分のアレンジが合ってるのか不安」
そんな時は気軽にメッセージをくださいね。
一緒に整理していきましょう(^^♪


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