【目次】
1. はじめに
2. 人はそもそも「変化を嫌うようにできている」理由
3. 続かない時、人は“自分のせい”にしがち
4. 行動が止まる理由は人によって全く違う(あえてぼかす)
5. 私自身も“続かない側”だった話
6. まとめ|あなたの“ズレ”はどこにある?
【本文】
1. はじめに
「やらないといけないのに続かない…」
営業でも日常でも、誰もが一度は抱える悩みだと思います。
私自身もずっとそうでした。
やる気があるのに、三日目には失速する。
“自分は弱いのか…?” と落ち込んだ時期もあります。
でも今ならはっきりと言えます。
続かないのは“意思の問題ではありません”。
続かない状態には、必ず“理由”があります。
今日は、その前提について一緒に考えていきましょう。
2. 人はそもそも「変化を嫌うようにできている」理由
まず結論から。
続かないのは、脳の仕組みがそうさせているからです。
脳は新しい行動を
“危険” “負荷が高い”
と判断するとブレーキをかけます。
- 新しい習慣
- 慣れていない行動
- 今までの自分と違う取り組み
これらはすべて、脳からすると「やりたくないもの」。
例えば…
- 仕事のタスクが急に増えたとき
- 数学の概念に入った瞬間に難しく感じるとき
- 研修で隣の知らない人とワークさせられるとき
これらの「抵抗感」は弱さではなく、脳の正常な反応です。
つまり物事が続かない理由は、あなたの精神力のせいではありません。
脳が自然にブレーキをかけているだけです。
3. 続かない時、人は“自分のせい”にしがち
続かない理由を、自分の意思や性格のせいにしてしまう人は多いです。
- 気持ちはあるけど続かない
- どうすれば継続できるか分からない
- 原因が自分で見えない
多くの営業マンを見てきて感じるのは、
続かない人は“意思が弱い”のではなく、
「自分に合った設計(構造)がまだできていないだけ」。
意思力で続けられるのは、一部の天才や超ストイックな人だけです。
だから普通の人は、
気持ちに頼らずに済む“仕組みの作り方” が必要なんです。
4. 行動が止まる理由は人によって全く違う
ここは本来、私が1on1で深掘りしている“核”の部分ですので、
あえて抽象的に説明します。
というのも、理由が人によって本当に違うからです。
例えば…
- 負荷が高すぎる
- 意味(目的)がぼやけている
- 方法が自分に合っていない
- 思考の順番がズレている
- そもそも“やる理由”が自分ごとになっていない
どれが原因なのかは、
一般論では絶対に特定できません。
そしてこの“ズレ”が分からないまま努力すると、
すべてが“空振り”になりやすい。
これが、よくある
「続かない → 自己嫌悪 → さらに動けなくなる」
の正体です。
5. 私自身も“続かない側”だった話
夏休みの宿題、ダイエット、運動、読書…。
私は本当に “続かないタイプ” でした。
宿題は最終日まで放置、
ダイエットも三日坊主。
でも今は違います。
続かないのは「自分が弱いから」ではなく、
“自分のズレ(原因)を知らなかっただけ”
だと気づいたからです。
そこに気づいてからは、
小さな習慣を無理なく続けられるようになりました。
- 1日5分だけの運動
- 本を1ページだけ読む
- 翌日の行動を2分だけ書く
ポイントは意思ではなく、
“自分に合った仕組み”に変えたこと。
これだけで行動は大きく変わりました。
6. まとめ|あなたの“ズレ”はどこにある?
習慣が続かないのは、
性格でも意思の弱さでもありません。
脳の性質と、
あなた自身の“ズレ”が原因です。
そしてこのズレは、
人によってまったく違います。
だから一般論が役に立たず、
自分ひとりでも見えづらい。(発見しづらい)
最後にひとつだけ問いを置いて終わります。
あなたの行動が止まる“ズレ”は、どこにありますか?
この問いを持つだけで、
習慣はゆっくり変わり始めます。
無理せず、半歩だけ。
一緒に理想の自分へ近づいていきましょう。


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