脳のメカニズム③パフォーマンスの上下「なぜ同じ仕事でも“できる日・できない日”が起こるのか?」

マインド

【目次】

  1. はじめに|“できる日・できない日”の正体
  2. パフォーマンスは“安定しないのが普通”
  3. あなたの生活で起きている“できない理由”
  4. 同じ仕事でも差が出るのはなぜか?
  5. パフォーマンスを安定させる“入口を整える”という考え方
  6. まとめ|波があるのは普通。“入口”で整える

1. はじめに|“できる日・できない日”の正体

同じ仕事なのに、
ある日は驚くほど集中できるのに、
別の日はなぜか何も進まない。

これを「気合いが足りない」「今日はダメだ」で片づけてしまう方も多いですが、
原因はもっと違うところにあるみたいです。

それは、
脳のコンディションと自律神経の揺れ。

前回扱った「呼吸①」の続きで、
今回も“状態”という視点が鍵になります。


2. パフォーマンスは“安定しないのが普通”

まず知っておいてほしいのは、
人は 毎日おなじパフォーマンスで動けるわけではない という前提です。

脳は1日を通して、いろんな影響を受けています👇

  • 睡眠の質
  • 呼吸(自律神経の乱れ)
  • ホルモンバランス
  • 外的ストレス
  • 前日の疲れ
  • 情報の多さ

こうした“見えない揺れ”が積み重なることで、
その日のパフォーマンスの上限が決まります。

だから、
「今日はできない…」
は能力ではなく 状態の問題 なんです。


3. あなたの生活で起きている“できない理由”

日常に落とすと、こんな経験はありませんか?

  • なんとなく気持ちが重い
  • 仕事に取りかかるまでが長い
  • 集中がすぐ途切れる
  • イライラが増える
  • 行動の切り替えがうまくいかない

これらの背景では👇

① 脳のリソース不足
② 呼吸(自律神経)の乱れ
③ ホルモンの揺れ
④ 睡眠で回復しきれていない

という“小さなズレ”が同時に起きています。

ここで大事な考えとして、

👉 あなたの“できない日”には、ちゃんと理由があります。

決して、あなたが弱いからではありません


4. 同じ仕事でも差が出るのはなぜか?

脳は本来、
毎日ちがう状態を持つ“変動する臓器” です。

  • ストレス
  • 緊張
  • 呼吸の浅さ
  • 情報の多さ
  • 過去の疲れ

これらが日ごとに違う組み合わせで積み重なります。

👉 日常の小さなズレ(睡眠 → 呼吸 → 集中力)が重なる
   ↓
 その日の行動の質が落ちる

つまり、
行動のムラは“意思の弱さ”ではなく、
脳の状態に左右される割合のほうがはるかに大きい といううことになるみたいです。


5. パフォーマンスを安定させる“入口を整える”という考え方

多くの人は、
「頑張る」「やる気を出す」
という“出口”ばかり意識します。

ですが、本当に効果的なのは、
その日のスタート地点(入口)を整えること。

具体的にいうと、こういうことです👇

  • いきなり重い作業から始めず、“やりやすい行動”から入る
     → 脳が少しずつ起きて流れがよくなってくる。
  • 起きてすぐスマホを見ない時間をつくる
     → 情報の押し込みで自律神経が乱れにくい。
  • 前日の夜に“明日の1つ目の行動”だけ決めておく
     → 朝の迷いが減り、エネルギーの浪費を防げる。
  • 考え事を抱え込みにくい環境をつくる
     → デスクを整える、通知を減らすなどの小さな工夫で脳の負荷を下げる。

どれも特別な能力は必要ありません。

大事なのは、
パフォーマンスは“気合い”ではなく“状態”で決まる
という理解です。


6. まとめ|波があるのは普通。“入口”で整える

今日のポイントを整理すると👇

  1. パフォーマンスは日々変動するのが前提
  2. “できない日”は能力ではなく“脳の状態”が整っていないだけ
  3. 小さなズレが積み重なると集中や行動が乱れる
  4. 行動の質は、気合いより“状態”に左右される
  5. その日の入口(最初の行動)を整えるだけで流れが変わる

ここで大切な補足をいれます。

私はこれまで成果を出し続ける人たちを多く見て学んできました。(著書や動画、講義等で)
実業家でもトップ営業でも、共通していることがあります。

“朝活というルーティン”を意識的に行っている。

ただし、ここで誤解しがちな点があります。

✔ 朝活は“朝にやるから朝活”ではない

朝活の本質は時間ではなく、

「起きた後の行動」そのものが朝活。

  • 夜型の人
  • 昼に起きる仕事の人
  • 不規則な生活の人

こうした人でも、
起きてからの行動が“ご自身の朝活”になります。

ブレイクファースト(断食を破る食事)が
“朝食べるもの”とは限らないのという考えと同じです。

✔ 結果を出す人は、起きた後の最初の行動を意識的に設計している

だから状態が整いやすく、
パフォーマンスの上下が小さくなる。
毎日、同じパフォーマンスを目指し、同じパフォーマンスをしている。
それが、業績になる。コツコツすることは強みなんですね☆

あなたも、
生活リズムに合わせた“自分の朝活” を整えるだけで、
その日の動き方がガラッと変わるかと思います!

ぜひ、挑戦してみてください(^^♪


✔ 最後に

👉 あなたができない日は、あなたが悪いわけではありません。
  整っていない状態があるだけです。

次回は、
呼吸②|営業や日常で“すぐ使える呼吸術”
をお届けします。

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