目次
- 営業を選んだ理由は、ほんとに大した話じゃない
1-1. 深い理由なんて無かった
1-2. でも一つだけ強く残っていた感覚 - 訪販に抵抗があった“正直な理由”
2-1. 幼少期に見た、両親が困っていた訪販の光景
2-2. 訪販=怖いという印象 - それでも訪販を選んだ“たった一つの理由”
3-1. 興味に勝てなかった
3-2. 後悔したくなかった - 今日はここまで。いったん入口の話で区切ります
- 次回予告:訪販のリアル(新人編)
1. 営業を選んだ理由は、ほんとに大した話じゃない
1-1. 深い理由なんて無かった
営業を選んだ理由なんて、正直まともに語れるような“立派なもの”じゃありません。
保育士、介護、などと仕事を転々としながら、
どれも嫌いじゃなかったけど
「このまま続けていく未来の自分がまったく見えない」
という感覚だけははっきりあったんです。
給料がどうとか、休みがどうとか、労働環境がどうとか、
もちろん色んな不満もありましたが、
結局のところ一番大きかったのは、
“この働き方で10年後の自分は笑えているのか?”
という漠然とした違和感でした。
だから営業職に目をむけました。
ほんと、それだけです。
1-2. でも一つだけ強く残っていた感覚
営業を選んだ時の気持ちは、至ってシンプル。
- 頑張ったら給料増えるらしい
- 建築の経験がちょっと活かせるかも
- 未経験でも入れるところは入れる
- 学歴や資格に左右されない
こんな感じのノリです。
ただ、その中で一つだけ、自分の中に強く残っていたものがありました。
“興味あるのにチャレンジしないで、後悔する人生だけは嫌だ”
これはずっと変わらず持っていた価値観でした。
2. 訪販に抵抗があった“正直な理由”
2-1. 幼少期に見た、両親が困っていた訪販の光景
訪問販売(訪販)については、スタート時点から正直めちゃくちゃ抵抗がありました。
理由はハッキリしています。
子どもの頃に、
両親が訪販で困っている姿を何度も見てきたから。
断れない両親が、知らない営業の人に数時間も話を聞かされていたり、
私は横で空気を読んで黙って座っていたり、
小学校の帰り道に営業の方からおもちゃをもらったあとに家の場所を教えて、夕方から営業の方が家に上がり込み営業が始まり、契約しても、しなくてもおもちゃの代金は回収されて。(当時1万くらい回収されてたと覚えている)
あの独特の“重い空気”が、子どもながらに忘れられません。
平成初期は今とは違って、営業のモラルもだいぶ緩かったと思います。
だから、訪販には嫌なイメージしかありませんでした。
2-2. 訪販=怖いという印象
訪販の印象といえば、
- しつこい
- 怖い
- 押し売り
- だまされそう
こんなイメージしかありませんでした。皆様のイメージってどうですか?
正直、自分がその立場になるなんて「普通に考えたら嫌」でした。
3. それでも訪販を選んだ“たった一つの理由”
3-1. 興味に勝てなかった
それでも私は、訪販を選びました。
理由は本当に、
「興味に勝てなかった」
ただそれだけです。
怖かったし、
できる自信もゼロで、
むしろ向いていないと思っていました。
でも、興味がどうしても消えなかった。
そして何より、
“やらない理由を並べて逃げて、あとで後悔するのが一番イヤだった”
この気持ちが勝ちました。
3-2. 後悔したくなかった
よく「勇気ありますね」とか言われますが、そんな立派な話じゃありません。
腹が据わっていたわけでもなく、
覚悟が決まっていたわけでもない。
ただ、
後悔したくなかった。
興味あるのに避けるのが嫌だった。
本当にこれだけです。
4. 今日はここまで。いったん入口の話で区切ります
訪販に入った理由だけで、思った以上に長くなってしまいました。
今回はここでいったん切ります。
5. 次回予告:訪販のリアル(新人編)
次回は、もっと“生々しい話”に入っていきます。
- 訪販会社の実際の1日の流れ
- 朝から晩までどんな動きをしていたのか
- 新人が最初にぶつかる現実
- 心が折れそうになった瞬間
- そこからどう考え方が変わっていったのか
このへんを、書いていきます。


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